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レッスンの仕方が間違っている!
第12章 3次審査結果
 やっぱ俺が直接渡した方がいいよな??
 や、つーか、俺が渡したい?のか!?
 あーーくそっ引き受けたはいーけど、どーすんだ!?
 無言でポストに投函もな......? ?
 これ一応重用書類だし、午前中に確認欲しいし。
 それより村のヤツ、何やらしてんだよ俺に!!
 つーかなんでこんな格好させられなきゃなんねーの?
 どーせ変装もしないとだから兼ねろとか......意味不!
 鈴も、鈴で......何がサプライズ~!だ。
 ふざけすぎだろ。
 別に昨日遅くまで此処に居たし......今日も午後には会うことになる。
 別に俺が届けに来なくたって......

 そう思いながらも心臓は正直なのが憎らしい。

-ドクンドクン......

 マジで椿驚くよな......俺が届けに来たとか。
 や、椿のことだから気付かないだろーな......
 まぁ、普通は郵便で届くから俺がこの格好させられてんだけどな。
 反応怖い反面楽しみとかっ......なんだこれ。
 だから......落ち着け俺!

 長い間考えあぐねた結果、緊張しながらもインターホンを押した。

「すみませーーん、郵便です!!」

 どー来る椿......!!

 トレードマークである配達員の帽子を目深に被って、椿が出てくるのを待つ。

 椿?
 出て来なくね??

「あのー喜多さんのお宅で間違いありませんかーーー?」

 やりにくいな......アイツのこと名字で、しかも他人行儀で呼ぶとかっ!

 依然、ドアが開く様子はなく、数分が経過する。
 まだ早朝とはいえ、日本特有の蒸すような暑さがじわじわと功を攻め立てる。
 功は顔を歪めざるを得ない。

 あちぃ......配達員のユニフォームってこんな暑いもんなのかよ!?
 ちょいなめてたわ。
 椿まだ!?
 もしかして、外に出たまま帰ってこれなくなってるとか?
 や、考えすぎだよな流石に。
 二十歳で立派な男だし。
 それより寝てる、のが現実的だな。
 ドア開いてんのか?
 開けたい。
 開ける!?
 けど、早いとこ結果知らせねーと。
 今日この後のスケジュールがな。
 それは困るし、俺の独断でどーにかなる問題じゃない。
 腹をくくるしか無いか......

 結局開けることにした。

「ガチャ......」

 汗で握るドアノブが軽く滑るのを感じた。
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