この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
レッスンの仕方が間違っている!
第4章 3次審査まであと7日
今、確実に……口。
椿は自分の指で自ら唇に触れ、そこに視線を落とし、また功を見た。
功の唇を。
そして目のやり場に困り始め、あたふた。
とりあえず、お礼……
「あの、っと……水、ありがと。」
ククッ……何て律儀なヤツ……
つーか面白すぎだから、怒んないの??
あぁ~目逸らすなよ、可愛いすぎ。
もう変態だな、俺も。
でも引く訳にはいかない。
そんなことが功の腹の中に渦巻いていたのも椿は知らない。
「椿ぃ……俺にも欲しいなぁ?」
功は脚を組直し椿に甘えた声でねだる。
帽子の鐔の隙間から、チラッと漆黒の瞳が誘惑する。
色気のある声がまた鼓膜によく響く。
余裕たっぷりの笑み。
長い手を伸ばし、椿の頬に触れる。
指が、ツーッとなぞるように顎に滑り、そこを捕らえ功に向かせる。
まるで、獲物を捕らえた狼。
皮肉にも、椿の潤んだ瞳が功の理性をかきたてる。
主語は大切だ。
「え?何ッ……を、」
「何かは考えてみろよ。」
訂正、まるで悪魔。
狼よりもタチが悪い。
不敵な笑みとフォークが更に演出を高めている。
脳内椿はそんな功を目前にして、またも狼狽していた。
あぁ、物凄く状況がわかってしまった気がする。
何てことだ。
僕、ファーストキス奪われたのか。
間接で!
初めては男でした……みたいな?
違う、ただの男じゃない。
超人気アイドルだ。
あれ、何で嫌じゃないんだろ?
漫画とかで読んだことあるけど、皆口洗ったり、ビンタしてた記憶が……
功だから?
KOUだから?
もう、頭がパンクしそうだ。
時既に遅し。
椿は彼の悪魔のスイッチを入れてしまった。
椿は自分の指で自ら唇に触れ、そこに視線を落とし、また功を見た。
功の唇を。
そして目のやり場に困り始め、あたふた。
とりあえず、お礼……
「あの、っと……水、ありがと。」
ククッ……何て律儀なヤツ……
つーか面白すぎだから、怒んないの??
あぁ~目逸らすなよ、可愛いすぎ。
もう変態だな、俺も。
でも引く訳にはいかない。
そんなことが功の腹の中に渦巻いていたのも椿は知らない。
「椿ぃ……俺にも欲しいなぁ?」
功は脚を組直し椿に甘えた声でねだる。
帽子の鐔の隙間から、チラッと漆黒の瞳が誘惑する。
色気のある声がまた鼓膜によく響く。
余裕たっぷりの笑み。
長い手を伸ばし、椿の頬に触れる。
指が、ツーッとなぞるように顎に滑り、そこを捕らえ功に向かせる。
まるで、獲物を捕らえた狼。
皮肉にも、椿の潤んだ瞳が功の理性をかきたてる。
主語は大切だ。
「え?何ッ……を、」
「何かは考えてみろよ。」
訂正、まるで悪魔。
狼よりもタチが悪い。
不敵な笑みとフォークが更に演出を高めている。
脳内椿はそんな功を目前にして、またも狼狽していた。
あぁ、物凄く状況がわかってしまった気がする。
何てことだ。
僕、ファーストキス奪われたのか。
間接で!
初めては男でした……みたいな?
違う、ただの男じゃない。
超人気アイドルだ。
あれ、何で嫌じゃないんだろ?
漫画とかで読んだことあるけど、皆口洗ったり、ビンタしてた記憶が……
功だから?
KOUだから?
もう、頭がパンクしそうだ。
時既に遅し。
椿は彼の悪魔のスイッチを入れてしまった。