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レッスンの仕方が間違っている!
第4章 3次審査まであと7日
 先程から描写で余裕だの愉快そうだの書いているが、あくまで視覚的描写。
 当の本人は理性と闘っていた。

 まじ可愛いすぎ……
 何なの??
 潤んだ目で見んなよ 。
 ウサギかよ??
 肌ツルツルだし。
 てか、やばい!顎掴んだはいいけど。
 こっからどーすんだ!?
 早くも理性もたなそう、限界。
 下半身疼くな。
 抑えろ、俺ッ!

 向かい合い、そこには2人だけの世界が広がっていた。
 8:30を回ったところで、カフェテリアは2人だけ。
 客は殆ど店内だ。
 そんな2人の状況を監視する女性ウェイター達。
 と、窓際の何人か。
 ……ギャラリーが増えている。
 勿論、2人は知る由も無い。

「……わかった。」

 椿は決心したようで、こくっと赤みがかった顔で頷く。
 ようやく決心したらしい。
 無論決心するほどのことと、功はとっていない。
 功は、まだ椿が手につけていない皿に気付く。
 そして、椿にフォークとナイフが必要だと瞬時に理解する。
 だからすぐ、まだ使われていないものが刺さる中央の小ビンに手を伸ばそうとしたのだが……

「……?」

 椿はゆっくりプレートの珈琲に手を伸ばし、口に含んでいた。
 功にはその行動が何を意味するか気付くのが遅かった。
 椿の唇がゆっくり近付いてくる。
 だが功には、そのゆっくりが一瞬に感じられた。
 不覚だった。
 わかったらまともにゆっくりを楽しめたのかもしれない。
 功は後悔することになるだろう。

「!?……ふッ、ン……ァツッ・・」

 いきなりの熱さに顔をしかめる。
 離れてもまだ熱を帯びる唇を掌で押さえ、驚きの表情を隠せない功。

「これで……満足?」
「……」

 は?
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