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レッスンの仕方が間違っている!
第4章 3次審査まであと7日
 あ~ぁ、今日は功に世話かけちゃったなぁ……今度会うとき、お礼しなくちゃね。
 snow fallのパンでいいかな。
 雪さんも滝さんも喜ぶだろーな。
 何てったって、あのKOUに食べて貰うんだから!
 ひとまず一区切りしたら連絡すればいーかな?

「ふふっ」

 椿は思わず声が出ていたことにも気付かずに、大通りに出ていた。
 幸いにもその声に気付く者は居ない。
 しかし、上は腰に巻いているとはいえ、赤ジャーは目立っていた。
 漏れた声に気付く人が居なかったのが不思議なくらい。
 無論、本人は気にする様子が無いのだが。
 まぁ、服装については今更過ぎる。
 今日に至っては、早朝ランニング後そのまま待ち合わせた故、自然とジャージで行動することになった訳だ。
 普段といえば、ダンス時とランニング時以外は私服である。
 また目立つとしたら、可愛いらしい笑顔を見せた一瞬を目にした時。
 ストリートに顔を出した時くらい。
 やはり椿は、功にとって同性と言う点でも、いろんな意味でも、マークするには役不足感が拭えない。
 だが時々折見せる普段とのギャップに、彼はまんまとハマっていた。

 よーやく帰ったか……
 本当は、良く寝てたしレッスンしてもよかったけど。
 こっちがもたねぇかんな。
 全くっ、俺の下半身が情けない……
 欲求不満か!
 何度も思うが、せめて女にしろよ俺。
 無理か……だってアイツ可愛いすぎなんだ。
 誰だって理性飛ぶだろ普通。
 俺が被害者だ。
 アイツが悪い!
 どーせ被害者は俺以外にもいる。
 でも何かムカつく。
 アイツきっと誰にでもあーなんだ。
 そしたら女なんかほっとかないだろ。
 大学とか行ってんのか?
 聞くの忘れた。
 連絡先だって俺のをアイツが知ってたって、連絡いつ来んだ??
 ……あーぁ何だか不安になってきた。
 椿ばっか。
 俺キモっ!!
 やっとオフ貰ってこれかよ……

「ん?」

 何を思い出したのか功は、先程まで椿が寝ていたベッドを瞬時に起き上がり、スマホに手を伸ばした。
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