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レッスンの仕方が間違っている!
第6章 3次審査まであと5日
『!?』
「おぃ真人!あの女も知り合いかぁ??」
「しッ!声でけェよッ・・・・・・知らないヤツだ。つーか殺気凄くねェ?」
「あぁ、どっちもな・・・・・・」
「曲止めろ、梶ッ。」
真人が音響に小声で指示する。
すぐに曲が止み、辺りがざわつき始める。
椿は興が削がれたのか、ステップを踏むため構えた足を止め、声の主を見据えた。
「君は誰?」
あの椿の、怒気が混じる声音にざわつきが消える。
普段の椿を知る真人には悪寒が走った。
「そんなに威嚇しないでよ~!椿くぅん??あの時とは別人だね。」
「あの時?」
「あーぁ、忘れちゃったかぁ。私はときめいたのにな。一瞬でもときめいた私が理不尽だなぁ。」
「よくわかんないけどさぁ、せっかく集中してたのに邪魔しないでよ君。」
椿はダンスが絡むとあまりにキャラが変わる。
椿にとってダンスは、天使にも、悪魔にもさせる武器だった。
と言っても、普段から人を知らず知らず誘惑している時点で矛盾か?
「私は蘭。椿、アナタにダンスで決闘を申し込む!」
「・・・・・・それで?」
氷の様に冷めた目で蘭を見る椿。
「可愛くなーい!!あり得ないくらい別人なんだけどーーーっ!」
蘭は地団駄を踏んで椿を睨む。
「悪いけど僕、そんな気ないからパス。」
「何よ、逃げる気!!!?とんだ腰抜けね~!」
蘭は悔しそうに挑発を続ける。
椿は動じない。
が、既に痺れを切らしていた青年が1人。
「ぉッ前なァ!さっきから聞いてれば・・・・・・いろいろ鼻につくんだよッ!!」
「はぁ?アンタ椿の何なの!?こっち来んな!」
「お前こそッ!!お前は知らねェだろーがよッ、椿はなァ、ダンスをそんなモンだとは思って無ェよ!!」
「真人くん・・・・・・?」
彼の台詞に、椿の雰囲気がいつもの感じに戻り始めた。
「おぃ真人!あの女も知り合いかぁ??」
「しッ!声でけェよッ・・・・・・知らないヤツだ。つーか殺気凄くねェ?」
「あぁ、どっちもな・・・・・・」
「曲止めろ、梶ッ。」
真人が音響に小声で指示する。
すぐに曲が止み、辺りがざわつき始める。
椿は興が削がれたのか、ステップを踏むため構えた足を止め、声の主を見据えた。
「君は誰?」
あの椿の、怒気が混じる声音にざわつきが消える。
普段の椿を知る真人には悪寒が走った。
「そんなに威嚇しないでよ~!椿くぅん??あの時とは別人だね。」
「あの時?」
「あーぁ、忘れちゃったかぁ。私はときめいたのにな。一瞬でもときめいた私が理不尽だなぁ。」
「よくわかんないけどさぁ、せっかく集中してたのに邪魔しないでよ君。」
椿はダンスが絡むとあまりにキャラが変わる。
椿にとってダンスは、天使にも、悪魔にもさせる武器だった。
と言っても、普段から人を知らず知らず誘惑している時点で矛盾か?
「私は蘭。椿、アナタにダンスで決闘を申し込む!」
「・・・・・・それで?」
氷の様に冷めた目で蘭を見る椿。
「可愛くなーい!!あり得ないくらい別人なんだけどーーーっ!」
蘭は地団駄を踏んで椿を睨む。
「悪いけど僕、そんな気ないからパス。」
「何よ、逃げる気!!!?とんだ腰抜けね~!」
蘭は悔しそうに挑発を続ける。
椿は動じない。
が、既に痺れを切らしていた青年が1人。
「ぉッ前なァ!さっきから聞いてれば・・・・・・いろいろ鼻につくんだよッ!!」
「はぁ?アンタ椿の何なの!?こっち来んな!」
「お前こそッ!!お前は知らねェだろーがよッ、椿はなァ、ダンスをそんなモンだとは思って無ェよ!!」
「真人くん・・・・・・?」
彼の台詞に、椿の雰囲気がいつもの感じに戻り始めた。