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レッスンの仕方が間違っている!
第7章 3次審査まであと4日
「フリータイムドリンクバー付きで。」
店員に慣れた口振りで対応する男。
「畏まりました。ご案内致します。」
2人は店員に付いていき8番の部屋の前に。
「ドリンクバーは彼方になります。」
店員は8番のドアの前から見える曲がり角をの方を掌で指した。
「それではごゆっくり。」
「パタンッ」
「ひとまず何か入れてくるか。何がいい?」
席を立ち男が聞いてくる。
「何でも良いよ。」
「じゃぁ、あんまカフェイン入ってないのにするよ。喉を刺激するからな。」
そう言ってドアを閉めた。
やっと1人になる。
椿は安心した様子。
「は~ぁ。名前も聞いてない。今まで僕、こんなことあったっけ?」
無い。
「いつもは聞くタイミングがある。」
タイミング?
違う……多分雰囲気?
聞こうとすると向こうから、何かしら別のアクションがあって。
まるで聞かれたこと以外答えるなみたいに……
だから椿は名前を聞くことも聞かれることも無かった。
向こうのペース。
でも今日限定だし。
まぁいっか。
お詫びはまた後になって聞けば良いし。
ひとまず今は、合わせよう。
レッスンを買って出てくれたんだから。
僕がカラオケに付き合うことになった訳だけど。
一石二鳥だよね?
店員に慣れた口振りで対応する男。
「畏まりました。ご案内致します。」
2人は店員に付いていき8番の部屋の前に。
「ドリンクバーは彼方になります。」
店員は8番のドアの前から見える曲がり角をの方を掌で指した。
「それではごゆっくり。」
「パタンッ」
「ひとまず何か入れてくるか。何がいい?」
席を立ち男が聞いてくる。
「何でも良いよ。」
「じゃぁ、あんまカフェイン入ってないのにするよ。喉を刺激するからな。」
そう言ってドアを閉めた。
やっと1人になる。
椿は安心した様子。
「は~ぁ。名前も聞いてない。今まで僕、こんなことあったっけ?」
無い。
「いつもは聞くタイミングがある。」
タイミング?
違う……多分雰囲気?
聞こうとすると向こうから、何かしら別のアクションがあって。
まるで聞かれたこと以外答えるなみたいに……
だから椿は名前を聞くことも聞かれることも無かった。
向こうのペース。
でも今日限定だし。
まぁいっか。
お詫びはまた後になって聞けば良いし。
ひとまず今は、合わせよう。
レッスンを買って出てくれたんだから。
僕がカラオケに付き合うことになった訳だけど。
一石二鳥だよね?