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レッスンの仕方が間違っている!
第7章 3次審査まであと4日
 時間が長く感じる。

 こんなにも、早く時が流れれば良いと思ったことはなくて。

 ただただ信じたくなくて。
 受け入れたら……
 どうしようか?なんて。

 僕は 俺は

 手をとって欲しかった。
 大丈夫の言葉が欲しくて。

 恐いよ。

 会ったら何て言おう……?
 もう少し早かったら。
 あぁ……会いたくない。
 会いたい……



 そんなことを思った。






「パタンッ」

 待ちに待って、ようやくタクシーの助手席に功は座った。

「新宿駅前まで急いでください!!」

 タクシーには勢い良くエンジンがかかり、間も無く走行した。
 功は車内で、無言のまま駅に着くのを待つ。
 時刻は午後1:30。
 功はこの時刻を見て、椿と家で一緒に、鍋をつついたときのことを思い出していた。

 あぁ、椿……
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