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レッスンの仕方が間違っている!
第8章 3次審査まであと3日
 相変わらずだ。この寮は外観もアレだが、やっぱ中も凄いんだよな。

 功は毎度此処に来ると、博物館だとか美術館だとか感想を述べる。
 来る度内装や、照明・絨毯・掛けてある絵画・壁や床の造りから柄に至るまで。
 しかし彼が驚いているのは主にソコでは無かった。

 この内装全部、この寮使ってるたった数人のヤツでやってんだよな……
 相変わらず凡人モノじゃ無ぇよ。
 今日の内装は……まるでピ○ソだな。
 前回来た時はア○ジンと魔法のランプとか言ってた気がする。
 別に俺が来るタイミング見計らってやってる訳じゃねぇらしーけど。
 恐ろしい学生達だ。

 色彩が鮮やかな壁周り、それを壊さないように掛けられた数枚の絵。
 カラーコーディネートの高度なスキルが発揮されている。

 でもな……

「疲れる。」

 つーか……酔いそう。
 こうも四方八方多彩だと。
 平衡感覚も可笑しくなりそう。
 や、既になってる?
 勘弁しろよ……まだ1階だぜ?
 アイツが今おそらく居るのは地下1階。
 この廊下長いし。
 荷物重いし。

 やっとのことで地下へ続く階段のドアの前に来る。

「これだよなぁ……怖い。」

 何でわざわざ、地下行くのにドアがあるのか疑問。
 前はハロウェーンだとか言って待ち伏せされたんだっけ?
 ありえ無ぇ。
 そこまでするか?普通。
 まぁ『此処』の学生は天才ばっかりらしいし、普通じゃないのが普通か。
 やべ……いつもこーなるんだよな。
 ドアの前で考えたまま固まる現象。
 開ける気失せる。

「ギイィィー……」

 あ?前こんな音したっけ?
 たてつけが……

「よし、今日は誰も居な……」
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