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12歳年下の旦那さんと新婚旅行と妊活する話
第4章 7月7日 1日目 ~夜~

改めて…、ホテルの外に出て
気が付いたんだけど…。
私達が宿泊するホテルのお隣さんと
そのお隣のホテルも…
両方とも…ラブホテルだった…。
『沖縄って普通に国道沿いを
走っててもラブホ全然ないから
沖縄の人どうしてるんだろって
思ってたんですけど…、ある場所には
ちゃんとあるんですね、ラブホテル』
と…言いながら歩いてるのは
思い切り…ナースが何とかとか
ソープランドって書いてるんだけど…。
何となく…外を歩いていて
申し訳ない気分になってしまうような
そんな感じの街並みが続いていて。
お部屋はいい感じだっただけに、
那覇空港からもビーチからも近いし
アクセスは良いんだけど…。
立地だけが…と言うか
周囲の環境がなぁって…。
『ホテル悪くないんですけど、
場所が…ちょっとアレですよね…』
沖縄らしいゲストハウスも
あったりとかするんだけど、
ソープランドとラブホテルばっかりだ。
流石に夫婦で歩いていたら
そう言うお店の前に立っている
客引きのお兄さんも
旦那さんに声を掛けて来たりは
しないから。巴はお守りですよって
言いながら旦那さんは笑っていて。
いかがわしい歓楽街を進むと
ホテルから5分程で…、
ネオンサインで
ギラギラのお店に到着する。
沖縄の老舗ステーキハウスの
ステーキハウス88 辻本店さん。
ホテルには夕飯を食べられる
レストランは無いんだけど
飲食店は数店徒歩圏内にあるみたいで。
旦那さんはホテルのプランで
お食事の割引のチケットが
セットになっているこのお店を
予約して置いてくれたみたい。
お店の入口でお店の人に
名前を伝えると、
予約席と書かれた
プレートが置かれいる
テーブルに案内をして貰った。
やっぱりステーキハウスに来たら
ステーキを食べるべきなんだろうけど。
テーブルに置かれている
メニューを見ながら…
どれが良いかなと頭を悩ませる。
『巴は何にしますか?
迷ってるんだったら
これにしませんか?』
と言って指差したのは
サーロインステーキと
特上のリブロースのセットのやつで
200gと230gのステーキの
かなりボリューミーな感じのメニューで。

