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落ちない女を落とす方法
第3章 交わる女達
次の日、英介と昴は昨夜見てしまった光景についての会話をしながら昼食を食べていた。
「俺らしくもねえー」
「ああ、自分でするとはな‥」
「英介、女は?」
「適当に遊ぶ女はいるけど、尚のあんな姿見たら他の女は無理だな。昴、お前は?」
「俺も、もう他の女はいらねえな」
「でも狙っている男は俺達だけじゃないな‥」
「他にもいるな」
そんな会話をした日の下校時間もとっくに過ぎ、英介と昴が職員室から出て帰宅する時、
「英介、悪い体育館に寄ってくれ」
「ああ、何か忘れ物か?」
「もう一回、倉庫の鍵を確認するわ」
英介と昴は揃って体育館に入り倉庫の前まで来て重たいドアに手をかけた。