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新人警察官の拘束体験研修
第1章 第一部 拘束概要
彼女たちは講師の言葉に深く頷いていた。

「気が付いた時に…男性のネクタイやベルト、女性のスカーフやストッキングを使用した軽い拘束であったなら…ラッキーだと思って…両手両足を縛られているだけかもしれないから…でも両手両足に手錠だったら…拘束を解くのは厳しいでしょうね…」

新人の3人は顔が引きつっていた。

「そんな時は大きな声を出す、大きな音を立てる、その場を離れるなどしてください…学校で習っているかもしれないけど…」

講師の言葉に3人は大きく頷いていた。

「じゃあ…お次はこれね…」

講師は女性用のスカーフを数枚と、革製の道具を壁際のテーブルから持ってくる。その革製の道具を畳の上に置いた。X字の形をした道具の先には、4つの枷が付いていた。

講師は「どっちがいい…?」とスカーフと革製の道具を掲げ、参加者3人に質問をした。

3人とも女性用のスカーフを見つめていた。

講師は「じゃあオッケー」と快く快諾した。
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