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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第14章 アクメの檻。

 目の奥で火花が散る。
 頭の中が真っ白になった。

 突然の突き上げで、あたしは簡単にイってしまうんだ……。

 だけどそれだけじゃ、終わらない。

 唯斗さんは追い打ちをかけるようにあたしの乳首に吸いついた。

 ちゅううううううっ。
 思いきり中を突かれて、乳首を吸われて、感度が上がっているおかげでまた絶頂を迎えてる。

「やらぁあ、吸わらひれぇええっ!!」

 一度声を上げれば、もう止められない。
 大きな嬌声を上げて、イヤイヤを繰り返す。

「ダメじゃないか、猫の鳴き真似をしなきゃ、澪ちゃんの恥ずかしい声、部長にバレちゃったよ?」
「っや、あああっ!」
 その言葉を鵜呑みにしたあたしは羞恥心に晒される。
 中にいる唯斗さんをさらに締め上げた。

 涙を流して首を振れば、その先に見えたのは床に落ちている携帯だ。
 通話はもうすでに終わっている。

 きっといつもの意地悪だ。
 だから大丈夫。
 自分自身に安心するよう、そう言い聞かせる。

「あ、あ……はあ……」

 荒い呼吸を繰り返すあたしはぐったりとソファーに倒れ込む。

 目からも、口からも――。
 あたしのあらゆる箇所から蜜が滴り落ちる。

 だけど中にいる唯斗さんはまだ大きいままその姿を誇示していた。
 あたしの膣の中をさらに押し広げようとしている。

 どうしてイってないの?
 もうダメなのにっ!

「やっ、も、なんでっ! おかしくなるっ!!」


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