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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第16章 さようならを貴方に~誰かあたしを拾って愛して。

「――っつ!」

「もしかして澪ちゃん、おっぱい、ミルク出るの?」
 驚いたような、それでいて興奮している声であたしを見上げる。

「お腹に赤ちゃんいる?」
 訊ねられて、首を横に振った。

「ううん、いない。――いないけど、おっぱい、出るようになったの……」
 唯斗さんにたくさん吸われたから、刺激されて出るようになった母乳……。
 だけど、もう彼はもういない。

 唯斗さんだけじゃなくて、おじさんにも嫌われたら、あたしどうやって生きていけばいいの?
「あたし、気持ち悪い?」
 不安になって訊ねれば――。
 おじさんは鼻息を荒くして、興奮気味に口を開いた。
「いやいや、いいよ、すごくいい!! エッチな身体だ!! おじさん興奮しちゃうよっ!」

「あたしのえっちな身体、好き?」
「好き好き、大好きだ!!」
 本当だと言うように、おじさんはあたしの身体を掻き抱いた。

「えっちな澪ちゃんと、おじさんで赤ちゃんごっこしようか……」
 ちゅううううううっ!
 おじさんはそこまで言うと、乳首に吸い付いた。
「赤ちゃんごっこって……は、んっ!」
「ママ、おっぱい欲しいよ、もっと舐めさせてもっと咥えさせてよ!」
 はむ、はむ。
 チュパチュパ。
 おじさんは歯を使ってやわやわと乳首の先端を弄る。
 歯の間に挟み込むと、そのまま吸い上げた。

 ちゅううううううっ!

「やぁあんっ!」
 恥ずかしい。

 腰が、ビクビクする!


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