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第4章 蜜に溺れる身体。

　胸はずっと揉まれ続けている。
　ついさっき触れられていた乳首はふたたび硬さを取り戻す。
　また、生地の上からくっきり強調されていく……。

　唯斗さんの唇があたしの口角を滑って首筋に移動する。
　ちょっとした唯斗さんの刺激があたしをおかしくさせるんだ……。

「はぁ……」
　喘ぐあたしは顔を上げると、胸にあった手が服の下へと滑り込む。
　そうかと思えば、唯斗さんの手があたしの胸に直接触れる。
「あっ……ん」
　唯斗さんの唇は片方の乳首を吸い上げる。
　さっきの男子にもされなかったことをされて、あたしの身体は一気に熱を放出する。

「このふっくらとした胸に、ずっとこうやって吸い付きたかった……」
　乳首を吸い上げながら、甘噛みされる。
　唾液を含んだ濡れた水音があたしの耳孔を攻める。

「――っあ……」
　どうしよう。
　足に力が入らない！！

　とうとうあたしの身体は重力に逆らうことができなくなった。
　腰が砕けて力が抜け落ちる。
　そのまま床に倒れるのかと思えば、唯斗さんの長い足があたしの太腿の間に入り込んだ。
　唯斗さんの太腿が、あたしの下肢に触れる。
　触れているそこは、さっき男子ふたりに触られて知ったばかりの場所。
　クリトリス――。

「あ、ひぅっ！」
　あたしはこのどうしようもないこの疼きをどうにか解放したくてたまらなかった。
　ただ一心に腰を振って、唯斗さんの太腿の上で自らクリトリスを押しつける。