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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第5章 ハイスペックの裏に隠された本音。

「どうしてほしい?」
 えっ?
 ドキンッ!
 突然頭上から唯斗さんの声が聞こえてあたしの心臓が大きく跳ねた。

「唯斗さん、起きてっ!」
「途中からだけどね」

 唯斗さんは苦笑した。
「――っつ」
 あたしの身体は限界だった。
 身体を暴かれてから3日間、唯斗さんに抱かれずに経過した肉体は快楽を求め続けている。


 満たされない身体を慰めるために自分でオナニーしていたけれど、唯斗さんじゃなきゃ、好きな人じゃなきゃ、あたしの心が満たされない。

「挿入れて。唯斗さんのおっきなペニスであたしの一番奥まで掻き回してください!」
 あまりにも限界だったから、形振(なりふ)りなんて構っていられない。
 素直に口にすれば、唯斗さんがぎゅって抱きしめてくれた。


「可愛い、澪ちゃん」
 唯斗さんの手が腰に触れる。
 大きく持ち上げられた。

「良い眺め。赤く染まったクリトリスも、ヴァギナの中も、澪ちゃんの全部がよく見えるよ……」
「言わないでっ!」

 打ち震えるあたしの背後で唯斗さんが動くのが感じられた。
「ごめんね、初日はゴムをする余裕がなかった……」
 唯斗さんはナイトテーブルの中を探って、コンドームを着けてくれているらしい。
 そうかと思えば、突然硬くて太いものが割れ目に触れた。

 きっと唯斗さん自身だ……。
「挿入するよ」
 言われてすぐに、あたしの中へと侵入する。


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