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魅惑~甘く溺れる心と身体。
第8章 誘惑作戦開始! のはずが……この状況、なんだかおかしいです!

 そうかと思えば、シャワーの音が徐々に聞こえてきていた。

 ほんの一瞬、また意識を飛ばしてしまったらしい。
 唯斗さんはいつの間にか裸になっていて、すぐ目の前にいる。

 オレンジ色の光があたしを照らす。
 真上にはシャワーがあって、シャワーからは勢いよくお湯が注がれていた。
 ああ、あたし、バスルームにいるんだ……。
 なんてぼんやり今の状況を考えていると――。


「澪ちゃん……」
 唯斗さんは口を窄めて、あたしの乳首を吸いはじめる。
 あの薄い唇が、あたしの乳首を吸っている。
 そう思うとなぜかとても切ないような、それでいて愛おしい感覚に陥った。

「ん……は……」
 あたしは唯斗さんの後頭部をしっかり包み込んで受け入れる。
「あんっ、あっ!」
 バスルームは部屋とは違って声がよく響く。
 あたしの声がまるでどこか第三者から聞いているような感じになって、余計に恥ずかしい気持ちになる。

 シャワーの水音と吸い上げられる音があたしの耳孔を責め続けるんだ。
 両胸にある乳首をたっぷり吸われると、今度は後ろを向かされた。
 腰を突き出すようにして背後からクリトリスを弄られていると、突然、硬くて熱いものがあたしのお尻に当たった。
 唯斗さんだ。

 あたしはまた膣の中に挿入されるのだと思って腰を浮かせる。
 力強い腕があたしの腰を固定すると、お尻の中に挿入した。
 ――えっ?

「えっ? ちょっとまっ! そこ! アナルっ!」


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