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第1章 悩める女

「ねぇ百子(モモコ)、白木君９８番目の彼女と別れたってホント？」

朝っぱらから開口一番ミキが下らない話を振ってきた。

「…知らないわよ、そんなこと。私はカズヒトのマネージャーじゃないんだから」

「ふぅん？」

「何？その目」

「別にぃ？」


ミキはさっさと席に着いて、澄まし顔でカバンから教科書を机に移し出した。
…ムカつく！