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100番目の女
第2章 99人目の女
「それじゃ意味がないんだ」

「じゃあ、どうすればいいのよ?言いなさいよ、やるから」

カズヒトはやっと振り向いて私に近づいてくる。

「…ムキになるなよ。ごめんモモ、俺の言い方が悪かった」

子供をあやすような口調で少し身を屈め、私の目を見つめた。



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