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100番目の女
第2章 99人目の女
五十鈴さんがエンジンをかけ静かに車をスタートさせる。

「私はいいんだけどさ、もう遅いしモモちゃんはお母さんが心配…」

「いえ、母は今夜は夜勤ですから大丈夫です」

私はまた話を先伸ばしにしようとする五十鈴さんを牽制した。

「…お母さん、看護師さんだっけ?」

「はい」


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