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100番目の女
第5章 キスとキズ
すると五十鈴さんは私の手を握って、
「そうだよ、お互い様なの。そもそもカズヒトは私に付き合ってくれただけで…だから一番悪いのは私」
寂しそうに目を伏せた。


「お願いよモモちゃん、
カズヒトを嫌いにならないでやって」

「五十鈴さん…?」


その時、タイムリミットを報せるインターホンが鳴り、私達はカラオケボックスを後にした。



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