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イケナイアソビ。
第8章 恋して! ウェアウルフ

「っひ、あっ! っひあっ!!」
 宝は、この光景が信じられなかった。

 しかしけっして自分が丞に抱かれる夢を見なかったわけではない。けれどもこういう時が来るとは思わなかったのだ。

「いなさ……しいなさん……」

 宝が愛おしい彼の名を呼ぶ。
 しかし、丞はただただ機械的に欲望を打ち付けるばかりで、宝の名を呼ぼうともしない。


『どんな危険な状況にもなり得るわ』

 それは阿佐見が言った言葉。
 これがその仕打ちなのかもしれないと、ようやく理解した。
 この行為の先に愛はない。彼はただ欲望を吐き出したいが為の行為にすぎない。


 満月の力によって魔力を最大限に引き出された彼は、自分を好きで抱いているのではなく、ただ欲望のままにこうして宝を抱いているにすぎないのだ。

 そして気づかされるのは、彼は自分の事をけっして快く思っていないということだ。
 そのことを忘れていたなんて自分はなんて愚かなのだろう。

 丞への想いはけっして届かない。所詮、自分のこれは片想いにすぎないのだ。 


 だったら……。
 それでもいい。たとえそうであっても、今だけはーー。

 全てを理解した宝は、瞼を閉ざし、ただただ与えられる快楽に酔う。
 彼の欲望を受け入れ、乱れる。

 やがて彼も限界を迎えたのか、焼けるほどの熱い精が宝の最奥に注がれる。
「あつっ!」
(中まで焼けそうだ……)
「あつ、ううう、っひぃいいいいいんっ!!」
 直腸よりもずっと奥に降り注げば、そのまま彼が残り続けるだろうか。

 そうかと思えば宝の後孔から引っこ抜かれた。
 瞬間、丞の精子を吹きかけられる。

「あぶっ、ああああんっ!」
 彼の匂いがこのまま永遠と残ればいいのに……。

「宝……」
 丞に呼ばれて目を開ければ、つい先ほどまで後孔を塞いでいた丞の陰茎が迫ってくる。
「んっぐ、うう……」
 口内に沈められた。
 咽頭までしっかり沈められた亀頭からとろりと流れ出した苦い先走りが口内に広がる。


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