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銀狼
第9章 禁忌の果実を貪れ──
それにセレナは悲鳴で応えた。
「…はあ……ぁぁ……っ‥‥ウソ で、しょ…!? ……そんな…っ 汚いわ…!」
付け根に埋まるローの頭を引き剥がそうにも、その指は雨で濡れた彼の銀髪を滑るだけ。
この行為は覚えている。あの月夜の晩──狼達に全身をいたぶられた時の事だ。
あの時も彼女の抵抗は何の意味も持たず狼の毛皮をすくだけだった。
──しかし、今のこの愛撫は…
「……ふあ…っ‥‥アっアっ‥ぁ あ‥ン‥‥!! …‥‥ハァっ……ハァ……ロゥ、ロー…!! ……あ…」
グチュ・・・・ レロ…、レロ…
「…あ‥‥ハァァ、ふ、ン─…ッ‥アっアっ‥ア!……‥ハァ……ハァっあ…あ、‥‥ぁぁ」
尖らせた舌先でワレ目を何度も擽りながら蜜を舐めあげるその芸当は、獣の其れとはまるで違った。
繊細で…それでいて激しい。厭らしい。
セレナが思わず腰をクネらすも彼の舌は離れない。
柔らかく濡れたその舌がセレナの秘口を丹念にほぐしてゆく。
襞の浅い部分をなぞり──
硬く尖らすと深みをえぐった。