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第5章 セックスオークション出品

唯は腕で胸を挟み、内股でくねくねしていた。

「あはは　かわいい」

唯は真っ赤になってうつむいた。

「ほら　手を下ろせよ。」

イヤホンから指示が届く

唯はうつむいたまま手を下した。

唯は悔しくて悔しくて

ぎゅっと閉じた瞳から涙を溢れさせていた。

「さあ　オークション動画撮影再開！！」

イヤホンからの声に唯は思わず答えた・・・・

「もう　許してください。」

「だから　断れないんだってお前は」

唯は下を向いたまま涙をこぼした。

その涙はベネチアンマスクのレース生地に吸われていく・・・