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華のしずく~あなた色に染められて~
第25章 【花屑(はなくず)~華のしずく~】
 弟の進む先には、鋭く切り立った崖があり、はるかに深い底なしの谷が横たわっている。見たこともない場所なのに、寧子は本能的にそれを知っていた。
―危ないッ。それ以上先に進んでは駄目。
 寧子が叫ぼうとした時、松若丸がふいに振り返った。その顔が見る間に成人した、つい昨日見たばかりの秀継の顔に変わる。秀継は微笑んでいた。儚げに、淋しげに笑っていた。
 秀継の身体が風に吹かれたようにふわりと舞い上がる。その身体はやがて深い谷の底へと吸い込まれていった。
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