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華のしずく~あなた色に染められて~
第7章 【雪の華~華のしずく~】二
 毎日、一日中部屋に閉じ込もって茫と刻を過ごすか、こんな風に寒い日にも拘わらず障子を開け放して庭を見つめているかのどちらかだ。口に出すのもはばかられるが、その姿はまるで現(うつつ)の人のようには見えず、柏木ですら時折、姫が狂人と化してしまったのではと不安に陥ることがある。
 信晴に棄ておかれた哀しみのあまり、〝奥方さまは狂っておられる―〟と城内の人々がまことしやかに取り沙汰しているのを知らぬ柏木ではない。
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