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華のしずく~あなた色に染められて~
第7章 【雪の華~華のしずく~】二
その素直さから秀吉にも愛され、実の血を分けた娘としての扱いを受け、幼少のみぎりは秀吉の膝の上に座って甘えたりもしたのだ。十歳で信晴と婚約して以後は、正式な秀吉の養女となり青龍の城の奥向きで秀吉の姫として暮らした。
秀吉はその教育に金を惜しまず、当代随一の知識人を召し出し、彼等を師として詩歌音曲、琴など学問教養を徳姫の身につけさせた。その甲斐あって、徳姫は京の高貴な姫君にも劣らぬほどの教養を備え、気品のある美しい姫へと成長した。
秀吉はその教育に金を惜しまず、当代随一の知識人を召し出し、彼等を師として詩歌音曲、琴など学問教養を徳姫の身につけさせた。その甲斐あって、徳姫は京の高貴な姫君にも劣らぬほどの教養を備え、気品のある美しい姫へと成長した。