この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
華のしずく~あなた色に染められて~
第8章 【雪の華~華のしずく】 三
 羽柴秀吉が佐竹信成を攻めることさえなければ、信成は二十四歳という若さで切腹して果てることもなかったはずだ。信晴が秀吉を父の仇として憎んでいたとしても、何の不思議もないのだ。むしろ、当然の成り行きとも言えよう。強い者が弱い者を滅ぼしてゆくのが下克上、乱世の運命(さだめ)とはいえ、人の心はそのように簡単に割り切れるものではない。
 泣き続ける徳姫の髪を、貞心院は撫で続け、徳姫が泣き止むまで根気強く待った。
 やがて、ひとしきり泣いた後、徳姫の嗚咽が止まった。
/1234ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ