この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
華のしずく~あなた色に染められて~
第20章 【朱夏~華のしずく~】
 蘭丸が礼を言おうとした時、男がつと振り向いた。
「そなた、俺の許に来ぬか。砂山には俺が話す。城に来て、俺の傍近くに仕えてみぬか」
「―?」
 蘭丸は小首を傾げた。思えば、不思議な男であった。年の頃は三十前後ほど、上背のある端整な美男であり、武士らしい逞しい体躯をしている。気さくな物言いや態度は好感のの持てるもので、けして傲岸ではないのに、辺りを圧するかのような存在感がある。ただの武士ではなさそうなのは、蘭丸のような子どもにも判ったが―。
/1234ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ