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華のしずく~あなた色に染められて~
第22章 其の壱~飛花~
其の壱~飛花~

 冷たい雨が花を濡らす。桜の花もそろそろ満開になろうかというこの時季に、まるで氷雨かと思うほどの冷たい雨が降っていた。冷たい雨は帰蝶(きちょう)の身体の芯まで凍えさせるようだ。それもそのはずで、朝から降り続いている雨は、いつしか霙(みぞれ)混じりに変わっている。
「卯月の花の時季に霙とは、面妖なことにござります」
 背後に控える侍女の茜(あかね)が吐息混じりに呟く声が聞こえた。
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