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華のしずく~あなた色に染められて~
第23章 【夕桜~華のしずく~】其の弐~夕桜~
秀吉並びに秀継の葬儀は京都でしめやかに密葬され、二人共に遺骨となり帰還を果たした。秀康の帰国を待って、羽柴家代々の菩提寺にて盛大な葬儀が行われた。むろん、施主は秀康である。
秀吉には実子がおらず、後継者たる秀継も共に亡くなり、羽柴家には秀吉の跡目を継ぐべき男子がいない。重臣たちはお家存続のためにも、秀康に改めて羽柴氏を継いで新しき当主となって欲しいと願い出た。秀康はこれを快諾、既に三河の国の領主となっていた彼は三河、青龍の国の二国の領主を兼ね、ここに再び羽柴姓を名乗ることになる。
秀吉には実子がおらず、後継者たる秀継も共に亡くなり、羽柴家には秀吉の跡目を継ぐべき男子がいない。重臣たちはお家存続のためにも、秀康に改めて羽柴氏を継いで新しき当主となって欲しいと願い出た。秀康はこれを快諾、既に三河の国の領主となっていた彼は三河、青龍の国の二国の領主を兼ね、ここに再び羽柴姓を名乗ることになる。