この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
華のしずく~あなた色に染められて~
第24章 【夕桜~華のしずく~】 其の参~山梔子(くちなし)の夜~ 
 静寂が辺りを満たしていた。
 勾玉のような透き通った月が淡い光を地上に投げかけている。急に山梔子の花の香りが強くなったように思え、帰蝶は息苦しさにむせそうになった。
 先に沈黙を破ったのは秀康の方であった。
「これで俺という男がどんな人間か嫌というほど判ったであろう。ただでさえ憎うてならぬほど嫌いな男のことだ、最早、愛想も尽き果てたのではないか」
 その口ぶりはいつものように皮肉げでもなく、ただ哀しげな響きがあるだけであった。
/1234ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ