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O……tout……o…
第1章 おとうと
 27

「ね、ねぇ、い、痛いの?」
 無知が故の間抜けな問いかけをすると…

「う、うん…」
 コクンと頷いた。

「ど、どうしたい…どうすればいいの?…」
 慌てて問う…

「あ、う、うん…な、舐めて欲しい…」
 すると恥ずかしそうに言ってきた。

「う、うん、わかったわ…
 でもね、よく分からないから…
 教えてね…」
 そう囁いた…
 本当は少しだけ分かっていた、ううん、少しだけ知っていた。

 だって、こっそりと観たAVのほぼ全てに、アレを舐めるというシーンがあったから…
 だから『舐める』という事に対して、抵抗感はなかった、いやむしろ、本音は興味津々であったのだ。

 だって、AV の女優さんの皆が、うっとりとした表情をしていたから…
 だからすんなり頷いてしまったのである。


 そしてこれが…
 この夜から約二年間続く、禁断の関係のきっかけとなり…
 その禁断で背徳の快感の近親相姦というまるで麻薬の如くの快感が、深く心に刻み込まれてしまった…
 夜の始まり。

 初めての夜………



「あぁ、うぅぅ…」

 ピチャ、ピチャ、ジュル、ジュルル…
 ピチャ、ジュル、ピチャ、ジュルル…

「はぁ、あ、あーちゃん、で、出ちゃうぅ…」
 まだ若い13歳のしんちゃんは敏感だった。

「う……む……うぐ………」
 ピチャ、ピチャ、ジュル、ジュルル…
 ピチャ、ジュル、ピチャ、ジュルル…
 わたしはしんちゃんに導かれるままに、夢中に、そしてAV のシーンを思い浮かべ、見よう見まねの手探りに、必死に舐めた。

 しんちゃんに気持ち良くなって欲しい…
 気持ち良くなって欲しい…
 そんな気持ちで夢中になって舐めていた。

『射精ってさぁ、すんごく気持ちいいんだってぇ…』
 先輩の言葉が脳裏に浮かぶ。

 そしてしんちゃんは瞬く間に…
「はぁ、あぁ、う、うぅ、で、射精るぅ、あぁぁっ」
そう叫び…
「ああっ、うっくぅ、で、射精るぅ」
 全身を強張らせ…
 喘ぎを上げ…
「ああっ、うっくぅぅぅ………」
 わたしの口の中で…
 ビクン、ビクビクっと激しく震え、爆発的な射精をした。

「うっ、むっ、ううっ』」
 唇の隙間から、熱く、粘りのある、あの独特の味の精子が溢れ落ち、それを慌ててティッシュで受け留め、そして戻した。

「うわ…すごい…こんなにいっぱい……」
 



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