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エロ本を拾っただけなのに <女子高生・優香>
第28章 《2本の線》
翌日、聡に付き添われて訪れた産婦人科で、結果はすぐに確定した。
「おめでとうございます。妊娠11週目ですね。順調に育っていますよ」
エコー写真に映る、小さな、けれど確かな命の形。
診察室を出た優香は、不安と戸惑いで足が震えていた。まだ大学生になったばかりだ。親とも絶縁状態になりかけている。
しかし、隣を歩く聡の顔には、新しい命を授かったことへの純粋な感動と、深い慈愛が溢れていた。
「ありがとう、優香。俺たちの子供だ……絶対に、俺が2人を幸せにするから」
聡は優香の肩を優しく、けれど力強く抱き寄せた。
母からの激怒で居場所を失った翌日に突きつけられた、妊娠という紛れもない事実。
優香は、もう引き返すことなどできないのだと悟った。いや、聡の温かく力強い腕の中で、彼とならこの先の未来を生きていけると、確かな希望を感じていた。
(私にはもう……聡さんと、この子がいるんだ)
大きな不安と、それ以上の絶対的な安心感。相反する感情に包まれながら、優香は愛する人の胸に深く顔を埋めた。
「おめでとうございます。妊娠11週目ですね。順調に育っていますよ」
エコー写真に映る、小さな、けれど確かな命の形。
診察室を出た優香は、不安と戸惑いで足が震えていた。まだ大学生になったばかりだ。親とも絶縁状態になりかけている。
しかし、隣を歩く聡の顔には、新しい命を授かったことへの純粋な感動と、深い慈愛が溢れていた。
「ありがとう、優香。俺たちの子供だ……絶対に、俺が2人を幸せにするから」
聡は優香の肩を優しく、けれど力強く抱き寄せた。
母からの激怒で居場所を失った翌日に突きつけられた、妊娠という紛れもない事実。
優香は、もう引き返すことなどできないのだと悟った。いや、聡の温かく力強い腕の中で、彼とならこの先の未来を生きていけると、確かな希望を感じていた。
(私にはもう……聡さんと、この子がいるんだ)
大きな不安と、それ以上の絶対的な安心感。相反する感情に包まれながら、優香は愛する人の胸に深く顔を埋めた。

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