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蝶恋乱舞~禁断の策略愛に溺れて
第1章 最愛の男
夜着をかぶっていた女が目を開いて起き上がった。
「帰蝶さま、ご無礼いたしました。私は、菫と申します」
両手をついてかしずいた。ご丁寧に女は、帰蝶の白い寝着を身にまとってまでいる。
「私はもとは雑賀衆の娘です。敵軍への奇襲攻撃に失敗し怪我したところ、叡山の悪僧に捕らえられ、山寺で乱暴を繰り返されておりました。そこを明智様に助けられ、こちらへ送り届けていただきました。今後、帰蝶さまの力になって欲しい、と・・・」
光秀は旅先で偶然出会ったうり二つの少女を、こっそりと私のもとに送り込んだのだった。
自分そっくりの影武者・・・。いざというときには身代わりとなって帰蝶の命を救う役目だ。この先いつどこで戦に巻き込まれるかわからない状況下で、ここまでよく似た女が影武者を申し出てくるとは有り難いことだった。
伏せたままの菫に、顔を上げさせた。
「昨日の昼間、光秀と歩いていたのは・・・」
「私にございます」
菫が答えた。
───これは、光秀の策
帰蝶は悟った。
「帰蝶さま、ご無礼いたしました。私は、菫と申します」
両手をついてかしずいた。ご丁寧に女は、帰蝶の白い寝着を身にまとってまでいる。
「私はもとは雑賀衆の娘です。敵軍への奇襲攻撃に失敗し怪我したところ、叡山の悪僧に捕らえられ、山寺で乱暴を繰り返されておりました。そこを明智様に助けられ、こちらへ送り届けていただきました。今後、帰蝶さまの力になって欲しい、と・・・」
光秀は旅先で偶然出会ったうり二つの少女を、こっそりと私のもとに送り込んだのだった。
自分そっくりの影武者・・・。いざというときには身代わりとなって帰蝶の命を救う役目だ。この先いつどこで戦に巻き込まれるかわからない状況下で、ここまでよく似た女が影武者を申し出てくるとは有り難いことだった。
伏せたままの菫に、顔を上げさせた。
「昨日の昼間、光秀と歩いていたのは・・・」
「私にございます」
菫が答えた。
───これは、光秀の策
帰蝶は悟った。

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