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蝶恋乱舞~禁断の策略愛に溺れて
第1章 最愛の男
この美しい顔立ちの若武者は、二年前に美濃を発ち、軍学、薬学、武術などの見聞を拡げるべく諸国を旅して周っていた。
十八になった光秀は、背も伸びて、体つきも逞しくなっていた。みなぎる自信のせいか、ひと回りもふた回りも大きく見える。
光秀は帰蝶を招き入れた。
闇夜の中庭に乱れ咲く白いクチナシの花から、甘い香りが漂っている。
書物が散らばる光秀の居室に入るなり、引き寄せられて抱かれた。
「久しぶりだな」
光秀の肌からは、以前とは違う香りがした。土埃や夏の日差しを思わせる、男の肌の香りだ。
光秀が帰蝶の肩を撫でる手つきも違う。優しい触れ方のなかに、有無を言わせぬ強引さがある。
「光秀、離して」
帰蝶は言った。
しかし光秀は、帰蝶の戸惑いを愉しむかのように、耳元で囁いた。
「俺を拒むのならば、なぜ身を隠してまで会いに来たのだ?」
顎を引き上げられ、瞳をじっと覗き込まれる。
「それは・・・」
十八になった光秀は、背も伸びて、体つきも逞しくなっていた。みなぎる自信のせいか、ひと回りもふた回りも大きく見える。
光秀は帰蝶を招き入れた。
闇夜の中庭に乱れ咲く白いクチナシの花から、甘い香りが漂っている。
書物が散らばる光秀の居室に入るなり、引き寄せられて抱かれた。
「久しぶりだな」
光秀の肌からは、以前とは違う香りがした。土埃や夏の日差しを思わせる、男の肌の香りだ。
光秀が帰蝶の肩を撫でる手つきも違う。優しい触れ方のなかに、有無を言わせぬ強引さがある。
「光秀、離して」
帰蝶は言った。
しかし光秀は、帰蝶の戸惑いを愉しむかのように、耳元で囁いた。
「俺を拒むのならば、なぜ身を隠してまで会いに来たのだ?」
顎を引き上げられ、瞳をじっと覗き込まれる。
「それは・・・」

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