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2026 人質交換を託された女 (中編)
第2章 3重の檻
澄玲も、息を乱していた。
鉄格子越しに、
力を失った里紗を見つめる。
近づきたい。
だが――
動けない。
脚を縛る感触が、
それを許さない。
ただ、見ていることしかできなかった。
男は、繋がったままの楔を残しながら、
鉄格子に掛けられた縄へ手を伸ばす。
掴む。
首元へ。
輪がかけられる。
そのまま、胴体へ。
上から、なぞるように。
縄が、回る。
締まる。
位置が、固定されていく。
もう、動かせない位置へ。
胸元に、触れる。
その感触に、視線が落ちる。
だが――
止められない。
背中側で、引かれる。
キュッと。
体が、よじれる。
遅れて、気づく。
まだ――
突き刺さったままの楔。
鉄格子越しに、
力を失った里紗を見つめる。
近づきたい。
だが――
動けない。
脚を縛る感触が、
それを許さない。
ただ、見ていることしかできなかった。
男は、繋がったままの楔を残しながら、
鉄格子に掛けられた縄へ手を伸ばす。
掴む。
首元へ。
輪がかけられる。
そのまま、胴体へ。
上から、なぞるように。
縄が、回る。
締まる。
位置が、固定されていく。
もう、動かせない位置へ。
胸元に、触れる。
その感触に、視線が落ちる。
だが――
止められない。
背中側で、引かれる。
キュッと。
体が、よじれる。
遅れて、気づく。
まだ――
突き刺さったままの楔。

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