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2026 人質交換を託された女 (中編)
第1章 引き返せない一線
総合受付を介さず、そのままコンサルティングルームへと向かった。
迷いのない足取り。
室内では、課長の篠原澄玲が待機していた。
テーブルの上には、いくつかの資料が整然と並べられている。事前に準備されたものだと、一目で分かる配置だった。
男が入室する。
静かにスライドドアが閉まる。
外の気配が遮断され、室内の空気が切り替わる。
「……村上裕二(むらかみゆうじ)と申します」
男はそう名乗り、名刺を差し出した。
無駄のない動作だった。
澄玲は今まで何度も行ってきた動きで受け取る。
「頂戴いたします……」と応じ、自身の名刺を差し出す。
「……篠原と申します」
男の名刺に一瞬だけ視線を落とす。
そのまま顔を上げる。
落ち着いた所作で男に着席を促す。
迷いのない足取り。
室内では、課長の篠原澄玲が待機していた。
テーブルの上には、いくつかの資料が整然と並べられている。事前に準備されたものだと、一目で分かる配置だった。
男が入室する。
静かにスライドドアが閉まる。
外の気配が遮断され、室内の空気が切り替わる。
「……村上裕二(むらかみゆうじ)と申します」
男はそう名乗り、名刺を差し出した。
無駄のない動作だった。
澄玲は今まで何度も行ってきた動きで受け取る。
「頂戴いたします……」と応じ、自身の名刺を差し出す。
「……篠原と申します」
男の名刺に一瞬だけ視線を落とす。
そのまま顔を上げる。
落ち着いた所作で男に着席を促す。

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