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2026 人質交換を託された女 (中編)
第4章 刑事の勘
「なら――当時は、結婚していた」
「元旦那に当たる」
屋上に、風が吹き抜けた。
二人の煙が、夕闇に流れていく。
***
二人の刑事は屋上を後にし、本部の捜査室へ戻った。
若い刑事は、足を速める。
「俺は本庁の捜査員に当たります」
白髪の刑事は、短くうなずいた。
白髪の刑事は一人、椅子に腰を下ろす。
机の上のモニターに、視線を向ける。
追跡システムの画面。
だが――
信号は、入っていない。
画面の一角。
表示が、淡々と光り続ける。
LAST SIGNAL RECEIVED
その下に――
01:35:00
白髪の刑事は、ゆっくりと息を吐いた。
最後に信号を受信してから、
それだけの時間が経過している。
「元旦那に当たる」
屋上に、風が吹き抜けた。
二人の煙が、夕闇に流れていく。
***
二人の刑事は屋上を後にし、本部の捜査室へ戻った。
若い刑事は、足を速める。
「俺は本庁の捜査員に当たります」
白髪の刑事は、短くうなずいた。
白髪の刑事は一人、椅子に腰を下ろす。
机の上のモニターに、視線を向ける。
追跡システムの画面。
だが――
信号は、入っていない。
画面の一角。
表示が、淡々と光り続ける。
LAST SIGNAL RECEIVED
その下に――
01:35:00
白髪の刑事は、ゆっくりと息を吐いた。
最後に信号を受信してから、
それだけの時間が経過している。

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