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2026 人質交換を託された女 (中編)
第4章 刑事の勘
「来店したのは、代表の村上裕二。
担当は――篠原澄玲です」
白髪刑事の視線が、は書類へ落ちる。
会社名。
代表者。
事業内容。
そして――
従業員欄。
「……5名」
小さく息を吐く。
指が、止まる。
「代表を入れれば――6人だ」
机の上に、煙草を立てる。
フィルターを指先で押さえ、
トントン、と無意識にテーブルを叩いた。
そのときだった――
モニターが、わずかに瞬いた。
画面の一角。
SIGNAL DETECTED