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『間違い』電話
第11章 『誘導』
それから数日後…
律儀に宏実は、ちゃんと連絡を寄こした。
『あの…明日なら…時間あるんですが…早めに仕事上がれますので…』
まあ…弱味を握られてるもんだから…逃げる訳にもいかないだろうしな…。
「分かりました…終わる頃、花屋の近くまで行きましょうか?」
『あ…いえ…ご指定された場所に行きますので…』
指定された場所か…
「じゃあ…南口にある…ホテルにしませんか?」
直接来させた方が早いだろう…
『え…ホテルですか?』
宏実の戸惑った声がした。