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『間違い』電話
第11章 『誘導』
「野上さんっ!待って下さい…」
「宏実さん!貴女は旦那さんの事で寂しかっただけです!!たまたまその時に岩村さんと肌を重ねて感傷的になっただけだ!」
「ち…違います…違います!」
何が違うんだよ!
不倫を正当化すんなよ!
「じゃぁ…違ったとしても、今度は岩村さんを忘れる為に俺を利用すればいい!」
「利用……野上さんを…」
「今日だけでもいいですから…岩村さん以外に意識を変えてみて下さい…」
宏実の動きは止まり…目から再び涙が零れ落ちる。
「うっ…やはり…岩村さんとは…一緒に居たら…いけないんですよね…」
「そう…ですね…」
世間的にも駄目だけど…
このままだと尚子の被害者が、次々に増えていってしまうんだよ…。
「宏実さん!貴女は旦那さんの事で寂しかっただけです!!たまたまその時に岩村さんと肌を重ねて感傷的になっただけだ!」
「ち…違います…違います!」
何が違うんだよ!
不倫を正当化すんなよ!
「じゃぁ…違ったとしても、今度は岩村さんを忘れる為に俺を利用すればいい!」
「利用……野上さんを…」
「今日だけでもいいですから…岩村さん以外に意識を変えてみて下さい…」
宏実の動きは止まり…目から再び涙が零れ落ちる。
「うっ…やはり…岩村さんとは…一緒に居たら…いけないんですよね…」
「そう…ですね…」
世間的にも駄目だけど…
このままだと尚子の被害者が、次々に増えていってしまうんだよ…。