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第12章 『遭遇』

「あぁ…関係ないなら…退けよ…」


案外…狂暴だな…


普段、優しいんじゃなかったのか？


もしかして…ＤＶとか…？


「関係なくないですね…宏実さんの相談役は、俺がしますから…もう結構ですよ」


そう言ってやると、岩村は目を見開き


「突然現れて、何言ってんだっ！」


怒号が響き、通行人の視線が一気に集まった。


たく…面倒だな…
直ぐに感情的になって…

尚子と同じじゃないかよ…。