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『間違い』電話
第15章 『連鎖』
嫌な予感が身体中に満ちてくる。
「あ…止めて…くれ…」
どうしようもない恐怖感と、焦燥感が混ざり合って…
段々と息苦しくなりそうだった。
近くにあったベンチにヨタヨタしながら、腰を掛ける。
落ち着こうと、深く息をすうと…
ふと…宏実の言葉が頭を過った。
『賢さん…CDーR…送って来たの…誰?』
ドックン …
そうだ…
宏実のその一言で、思い浮かぶ人物…。
俺は予想が付いたんだ…。
でも気付きたくなくて…
全力で思考を鈍らせていく。
この地獄を作ったのも…
次のターゲットを選ぶのも…
この『間違い』の結末も…
知っているのは…
アイツだ…。
ゆっくり閉じた瞼の裏に浮かんだのは…
真っ赤な…
三日月だった…。
「あ…止めて…くれ…」
どうしようもない恐怖感と、焦燥感が混ざり合って…
段々と息苦しくなりそうだった。
近くにあったベンチにヨタヨタしながら、腰を掛ける。
落ち着こうと、深く息をすうと…
ふと…宏実の言葉が頭を過った。
『賢さん…CDーR…送って来たの…誰?』
ドックン …
そうだ…
宏実のその一言で、思い浮かぶ人物…。
俺は予想が付いたんだ…。
でも気付きたくなくて…
全力で思考を鈍らせていく。
この地獄を作ったのも…
次のターゲットを選ぶのも…
この『間違い』の結末も…
知っているのは…
アイツだ…。
ゆっくり閉じた瞼の裏に浮かんだのは…
真っ赤な…
三日月だった…。