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『間違い』電話
第1章 『間違い』電話
スマフォの着歴を再度、確認する。
赤く表示された番号を一撫でして…軽くタッチした。
『トゥルルルルル…』
呼び出し音が、耳の中で反響する。
出るかな…。
一分くらい鳴らしたが、出る様子は無かった。
一方的に言いたかっただけで、不倫相手とガチる勇気はなかったのか…。
『妻』としての細やかな『プライド』?
イヤ…また、それとは違うかな…。
「出ないか…」
通話終了を触ろうとした時だった…
『プッ………は…い……』
出たっ!
ドックンッ!
自分から掛けておいて、諦めた矢先だからか、心臓が大きく脈打った。
少し息を吸った。
「こんにちは…今日…何度も電話が掛かって来てたので…折り返してみたんですが」
取り敢えず、当たり障りない言葉を並べてみる。
すると…
『え……男…?』
赤く表示された番号を一撫でして…軽くタッチした。
『トゥルルルルル…』
呼び出し音が、耳の中で反響する。
出るかな…。
一分くらい鳴らしたが、出る様子は無かった。
一方的に言いたかっただけで、不倫相手とガチる勇気はなかったのか…。
『妻』としての細やかな『プライド』?
イヤ…また、それとは違うかな…。
「出ないか…」
通話終了を触ろうとした時だった…
『プッ………は…い……』
出たっ!
ドックンッ!
自分から掛けておいて、諦めた矢先だからか、心臓が大きく脈打った。
少し息を吸った。
「こんにちは…今日…何度も電話が掛かって来てたので…折り返してみたんですが」
取り敢えず、当たり障りない言葉を並べてみる。
すると…
『え……男…?』