この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
『間違い』電話
第5章 『侵襲』
「ただいまぁ~」


「あれ?賢、今日やたら早いじゃん!」


18時の針を指した時計を確認して、麻里は不思議そうな顔をした。


「あぁ…何か疲れたから、出先から直帰した。」 


「そっか~!今からご飯作るところだから待っててよ!」


「…うん…風呂、沸かすな」


「ありがとう~!」


麻里はニコニコ笑いながら、エプロンを付ける。


付き合って10年近くになる…

お互い結婚を意識した時期は、勿論あった。


その度に、それぞれの仕事や気持ち的にタイミングが合わなかったが…


やっぱりずっと麻里と居たいと、もの凄く思った。


何だろうか…不徳からの罪悪感?


「麻里…」


「わっ!何よ!いきなり!」


玉ねぎの皮を剥く麻里を後ろから抱き締めた。


「麻里さ…楽しい…毎日?」


「はぁ!?どうしたの賢?会社で何かあった?」


「いや……将来をさ…考えたんだ…」


「将来?転職とか?」


麻里には『結婚』の二文字が消えてしまったのだろうか…。

/611ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ