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もうひとりの淳子(じゅんこ)
第2章 忘年会
「あかんて、Tさんも彼氏君知ってるやろw」
「あんなんより、絶対Yの方がええやん!」
「まあY君と淳ちゃん…お似合いやけどなぁw」
少し鼻にかかった女の声が聞こえた。その声は多分、淳子のひとつ上の先輩、ユキちゃんだ。
「ユキさん、もう止めてーw」
「淳ちゃん、ホンマはY君好きやろー?」
「いやん、もうっ!w」
またはしゃぐ声を上げた淳子は、酒は飲まない筈だ。しかしその声はいつもと違い、明らかに少し酔っていた。僕は覚悟を決め、また階段を上りはじめた。
言われた通り、階段のすぐ横の広間に淳子の職場の名前があった。入り口の障子は開いており、お座敷にたくさん並んだ机と座椅子が目に入った。僕は顔を隠すようにお座敷の前を進むと、横目で中を覗いた。ほとんど人がいなくなった座敷の中は、一番手前の机だけが盛り上がったままだった。
「あんなんより、絶対Yの方がええやん!」
「まあY君と淳ちゃん…お似合いやけどなぁw」
少し鼻にかかった女の声が聞こえた。その声は多分、淳子のひとつ上の先輩、ユキちゃんだ。
「ユキさん、もう止めてーw」
「淳ちゃん、ホンマはY君好きやろー?」
「いやん、もうっ!w」
またはしゃぐ声を上げた淳子は、酒は飲まない筈だ。しかしその声はいつもと違い、明らかに少し酔っていた。僕は覚悟を決め、また階段を上りはじめた。
言われた通り、階段のすぐ横の広間に淳子の職場の名前があった。入り口の障子は開いており、お座敷にたくさん並んだ机と座椅子が目に入った。僕は顔を隠すようにお座敷の前を進むと、横目で中を覗いた。ほとんど人がいなくなった座敷の中は、一番手前の机だけが盛り上がったままだった。

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