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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第103章 骨抜きの策略
その微細な空気の変化を、澪は見逃さなかった。彼の中から性欲が綺麗に削ぎ落とされ、気まずさに身を焦がしている今こそ、この部屋の重苦しい空気から脱出する絶好のチャンスだった。
澪はそっと息を整えると、怯えや怒りを隠し、優しく包み込むような声音で時雨崎に語りかけた。
「まだ夜も早いし……もしよかったら、ホテルのバーにでも行って、少し何か飲まない?」
その言葉は、気まずさで押し潰されそうになっていた時雨崎にとって、まさに渡りに船の救いの手だった。彼は弾かれたように顔を上げると、救われたような表情を浮かべてその誘いに飛びついた。
「あ、はい……っ! 是非、行きましょう。僕、澪さんとゆっくりお酒を飲みたいです」
二人はそれ以上の行為に及ぶことなくベッドから起き上がると、それぞれの衣服を身に纏った。澪は乱れた髪を整え、時雨崎に脱がされた仕事用のスーツ――ブラウスのボタンを留め、タイトスカートを穿き、仕上げにジャケットを羽織った。時雨崎を完全に骨抜きにし、男性器の挿入という最悪の事態をひとまず回避することに成功した澪は、凛とした仕事着の奥に乱れた心を隠し、時雨崎と共にホテルのバーへと向かうために部屋のドアを開けた。
澪はそっと息を整えると、怯えや怒りを隠し、優しく包み込むような声音で時雨崎に語りかけた。
「まだ夜も早いし……もしよかったら、ホテルのバーにでも行って、少し何か飲まない?」
その言葉は、気まずさで押し潰されそうになっていた時雨崎にとって、まさに渡りに船の救いの手だった。彼は弾かれたように顔を上げると、救われたような表情を浮かべてその誘いに飛びついた。
「あ、はい……っ! 是非、行きましょう。僕、澪さんとゆっくりお酒を飲みたいです」
二人はそれ以上の行為に及ぶことなくベッドから起き上がると、それぞれの衣服を身に纏った。澪は乱れた髪を整え、時雨崎に脱がされた仕事用のスーツ――ブラウスのボタンを留め、タイトスカートを穿き、仕上げにジャケットを羽織った。時雨崎を完全に骨抜きにし、男性器の挿入という最悪の事態をひとまず回避することに成功した澪は、凛とした仕事着の奥に乱れた心を隠し、時雨崎と共にホテルのバーへと向かうために部屋のドアを開けた。

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