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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第105章 狂おしき慈愛の果てに ――裏切りの受精――
完全な正常位の姿勢。澪はもう脚を閉じることもなく、静かに目を閉じて、迫り来る時雨崎の熱を受け入れた。
(雄一さん……ごめんなさい。本当に、本当にごめんなさい……っ)
心の中で、最愛の夫に対するあまりにも強い罪悪感が、津波のように澪の胸に押し寄せていた。最愛の、大切な夫である雄一。その夫を自らの意思で裏切り、別の男を迎え入れようとしている自分自身に対する激しい嫌悪と、夫への引き裂かれそうなほどの凄まじい罪悪感が、彼女の心を容赦なく締め付ける。本当に、本当にごめんなさい。身を焦がすような激しい呵責の念が、澪の脳内を埋め尽くしていた。 しかし、これほど夫への強い罪悪感を抱き、激しく胸を抉られながらも、目の前で呼吸を荒くしているこの若者を自らのすべてを使って癒し、満たしてあげたいという慈愛の情が、今の澪をどうしても突き動かしていた。
「あぁ……っ、澪さん……っ」
コンドーム越しであっても伝わる圧倒的な熱と極上の緊密感に、律弥は澪と一つになれたことに深く感動していた。
「信じられない……。僕、本当に澪さんと一つになれたんですね……。すごく、温かいです……っ」
律弥は震える声でその感動の言葉を澪の耳元に注ぎ込むと、愛おしさを噛み締めるようにして、ゆっくりと、優しく腰を動かし始めた。
完全に結合してしまった肉体の重みと、そこから伝わる若い熱に、澪は一瞬眩暈を覚えるような感覚に陥った。しかし、溢れそうになる快感にすべてを明け渡してしまう前に、彼女は残された理性を振り絞り、律弥の耳元でかすかに声を震わせながら告げた。
「律弥くん……いい? 今回だけ、だからね……。これは、今夜だけの、特別なことだから……」
それは自分自身への言い訳でもあり、人妻としての最後の境界線を保つための、必死の懇願でもあった。律弥は、澪の身体の極上の緊密感と温もりにすっかり我を忘れたように、まるで何かに取り憑かれたように、ひたすら一途に腰を動かし続けている。
「……っ、はい、わかってます……分かってますから、澪さん……っ」
律弥は荒い息を吐き出しながら、どこか夢見心地のような、狂おしい表情でそう答えた。言葉では納得したと言いつつも、その腰の動きはすでに歓喜に突き動かされ、本能のままに澪の奥深くを揺さぶり始めている。
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