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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第30章 目隠しの淫らな実況
鬼頭は新しいタオルを手に取ると、澪を強引に抱きかかえて脱衣所のベンチに座らせた。そして、拒む間も与えず、彼女の白い肌に残る水滴を拭い始める。それは「拭く」というより、自身の所有物を確認するように愛でる、遠慮のない手つきだった。
「……いい体だ。これからたっぷり、お前に恥ずかしいことをさせてやる。楽しみだよ」
「あ……っ……」
大きな手が胸元や太ももの内側を執拗に撫でるように滑る。澪は嫌な予感に身を震わせたが、その手から逃れることはできなかった。鬼頭は次に、湿ったタオルを澪に握らせ、自身の逞しい体を拭くよう命じる。澪は震える指先で、自分を委ねることになった男の肌を、屈辱に耐えながら丁寧に拭き上げていった。
二人が新しい浴衣を身に纏い、寄り添うようにして部屋へ戻ると、そこにはガラス戸の前で二人を凝視する雄一の姿があった。澪は自らの腕を抱きしめるようにして肩をすくめ、俯いたまま夫と目を合わせることができない。
「いい面構えだ、雄一。だが、その目は少し邪魔だな」
鬼頭は澪を側に置いたまま雄一に近づくと、彼を座椅子に無理やり座らせた。そしておもむろに予備の腰紐を手に取ると、抵抗する間も与えず雄一の両手を座椅子の背もたれの後ろで固く縛り上げた。
「鬼頭さん……何をするつもりだ!」
「静かにしろ。お前には、特等席を用意してやる」
さらに鬼頭は別の腰紐を手に取り、雄一の目の周りに幾重にも巻きつけ、光を完全に遮断した。
「……っ、何も、見えない……!」
「それでいい。視覚を奪われた時、人間の他の感覚は研ぎ澄まされるというからな」
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