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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第7章 暴かれた妻の、悲しき花びら
鬼頭は満足げに腰を上げると、口の端を汚したまま床にへたり込む澪の腕を乱暴に掴み上げ、布団の真ん中へと放り投げた。重厚な畳の香りが漂う中で、跳ねることもない布団の沈み込みが、かえって澪の逃げ場のなさを強調する。
撮影用ライトの冷酷な白光が、朱塗りの柱や障子に囲まれた和室の隅々までを暴き出し、雄一は鬼頭の命令通り、重いカメラを構えたまま、妻が穢される様を記録するために布団の傍らに立ち尽くしていた。床に置かれたボイスレコーダーは、澪の荒い呼吸と、畳が擦れる微かな音を冷酷に拾い続けている。
鬼頭は這いずるようにして澪に覆いかぶさると、その震える唇を奪おうと顔を近づけた。しかし、その瞬間、澪は最後の一線を守るように、激しく顔を背けた。
「……っ、それだけは、絶対に嫌……っ!」
唇は、心から愛する夫・雄一だけのもの。それが彼女に残された、せめてもの愛の証であり、最後の誇りであった。これまでどんな辱めにも耐えてきた澪の、それは魂をかけた必死の抵抗であった。
「ほう……。体は差し出しても、唇だけは夫のものというわけか」
鬼頭は不敵な笑みを浮かべ、意外にもあっさりと引き下がりた。
「いいだろう。その『いじらしい抵抗』が、かえって俺を興奮させる。唇を塞がない分、お前の絶望に満ちた悲鳴を存分に聴かせてもらうとしようか。……雄一、まずは全体を撮れ。清楚な妻が、男に組み敷かれて涙を流している無様な姿をな!」
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